【阪神】金本監督辞任「巨人は3位でも辞めないといけない 僕の場合は最下位ですから」一問一答

2018年10月11日18時30分  スポーツ報知
  • 甲子園での最終戦後にあいさつをした金本監督(10日)

 阪神の金本知憲監督(50)が11日、今季限りでの辞任を表明した。監督3年目は2001年以来、17年ぶりの最下位と振るわず、低迷の責任を取ることを決断した。

以下一問一答

 ―球団に辞意を

 「はい、はい。昨日(10日DeNA戦)の試合後ですね。(揚塩)社長の方に」

 ―辞任の理由は

 「成績不振です、はい」

 ―(辞任を決めた)タイミングは

 「最下位が決まったぐらいですかね」

 ―揚塩社長からは

 「『もう少し頑張ってみては』と言われましたけど。僕の意思は固かったし」

 ―育成の難しさ。途中で辞任する気持ちは

 「やり残したことは多々ありますけど、結果の世界ですから」

 ―志半ばで

 「もちろん、それもあります」

 ―去年、星野仙一氏のパーティーの中で『(優勝へ)あと2年、見守って』と話があった(※1)

 「何より最下位というね…。そこですよね」

 ―家族に相談は

 「してないですね。もう一人で決める」

 ―長期的スパンで育成、再建する計画があったが

 「10年かかるところを5年以内でっていうのが、僕の中でブレない目標ではあったんですけどね。なかなか選手もケガとか、伸び悩んだりで。それもやっぱり我々の現場の責任ですしね。それも。選手たちはほんとに何とかっていう姿をね。『うまくなりたい』とか、『レギュラー取りたい』とか。そういう気持ちを全面に出してやってくれてたんですけどね。なかなか、あらためて育成っていうのはね。言葉が難しいな…。出る選手は簡単に出るし、スッといくし。長く年数かかる選手もいるしね」

 ―(10月6、7日のヤクルト戦が行われた)神宮までは来季のことも考えていた

 「そうですね。来年…。神宮の頃から最下位やばいな…っていうのがあったからね」

 ―(10日のDeNA戦の後)甲子園でファンにもあいさつした(※2)

 「辞める辞めないの深い意味はなかったけどね。昨日のは謝罪メインのあいさつになったけど。僕の中ではね」

 ―成績不振。周囲の雑音は気になった

 「そうですね。それはタイガースの監督をやってる宿命ですから。それは元から受ける前から覚悟の上でね。いろんな雑音の中でやっていくのが、タイガースの監督ですから。それは特に気にならなかったです」

 ―巨人の高橋監督も辞任。気になったか

 「巨人は3位ですから。元々のスタートっていうのが、高橋監督と僕とで違うところがありましたし。でもやっぱり結果で問われるのは巨人と阪神、一緒ですから。巨人は3位でも辞めないといけない。僕の場合は最下位ですから」

 ―コーチや選手には

 「まだ伝えてないですね。僕が呼んだ、頼んだメンバー、コーチには数人伝えましたけどね」

 ―坂井オーナーと話は

 「まだできてないですね」

 ―昨日の(ホーム)最終戦前には意向を伝えようと考えていた

 「なかったですね。僕も試合、最後甲子園で勝たないといけないっていうのがあったから。そこまで頭は回らなかったですね」

 ―監督にとって3年間は

 「やっぱりしんどかったいうのが一番ですね。でも若い選手がいい成績を残してくれた時はうれしかったし、逆に僕の方がわくわくしてね。このまま良くなってくれよ、とかね。そういうすごい楽しい思いもあったしね。藤浪がやっと完封してくれて(※3)、こっちがわくわくしてたっていうね。よし、やっとつかんでくれたなっていうね。そういう楽しさはありましたね」

 ―残った選手に伝えたいことは

 「やっぱり、何とかね。一緒にやった選手が一人前になってほしいし。競争ですから、全員レギュラーっていうわけにはいかないですけど。やっぱり、誰か、何かこう…。我々が教えたことを肝に銘じてっていうか、それを元に何とか一人前になってほしい。これはありますね。何かさみしいじゃないですか。僕が教えた選手が、誰もレギュラーにならなかったら」

 ―若い世代に接する難しさはあったか

 「世間でよく『今の子は』、『今の時代は』って言われるけど。僕はいつも言うんですけど、僕らも若い時にそう言われてましたから。だからそういう今の子だからこう扱わなければいけないっていうのは正直、ウチの選手に関してはなかったですね。みんなガッツあって、素直に言うことを聞いてくれたりとか。頑張ってて、僕はそう感じるんですけどね。だって僕ら20歳の頃は新人類って言われてましたから。当時で僕らも『今の子は…』って言われてましたから。そういうのは実際感じなかったですね」

 ―今後は

 「何も決めてないです。ゆっくり疲れを取りたいというかね」

 ―(シーズン最終戦)13日は指揮を執る

 「はい、はい」

(※1)2017年12月に行われた星野仙一氏(享年70)の「野球殿堂入りを祝う会」で星野氏が出席者に向けて「もう2年ぐらい(優勝を)待ってやってください」と呼びかけた。

(※2)ホーム最終戦となった10日のDeNA戦後に行われたセレモニーの中で「選手たちは本当に開幕から目いっぱい体を張って頑張ってくれましたけど、私の力足らずのため、こういう結果に終わってしまい、心より謝罪とおわびを申し上げたいと思います」とファンに向けて頭を下げた。

(※3)先発した9月29日の中日戦(ナゴヤD)で、2016年6月2日の楽天戦(コボスタ)以来849日ぶり、通算6度目の完封勝利を挙げた。

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