金田正一さん実弟・金田留広さんが死去 14歳年下、71歳で

2018年10月12日7時0分  スポーツ報知
  • 74年の日本シリーズ、中日・ロッテ戦第1戦に先発した金田留広さん(左)(右は兄の金田正一監督)

 通算400勝左腕・金田正一氏(85)の実弟で、元ロッテ投手の金田留広氏が2日に心不全のため都内の自宅で死去していたことが11日、分かった。71歳だった。10年ほど前に狭心症を患い、心臓のバイパス手術を行うなど治療していた。正一氏は14歳も年下の弟を亡くした悲しみから、大きなショックを受けているという。葬儀は近親者で執り行われた。

 留広氏は愛知・名古屋市出身。愛知高から愛知学院大に進むも1年で中退。その後、社会人・日本通運を経て1968年ドラフト4位で東映(現日本ハム)に入団し兄とは違う右腕だったが、同じ背番号34をつけた。プロ1年目から18勝を挙げる華々しいデビューを飾ると、4年目の72年には20勝で最多勝を獲得した。

 74年には正一氏が指揮するロッテにトレードで移籍した。移籍1年目に16勝で2度目の最多勝。2球団で最多勝を獲得したのは史上4人目(当時)だった。日本一に貢献しパ・リーグMVPに。広島では79、80年のリーグ2連覇と日本一に貢献した。通算成績は434試合に登板し、128勝109敗、2セーブ。防御率3・25。引退後は87年から2年間ロッテの2軍投手コーチとしてチームを支えた。

 アマ球界の発展にも貢献した。ボーイズリーグの野球教室では講師役を務め、15年にはアマ野球指導者になるために学生野球資格を回復。近年は都立総合工科野球部の特別コーチとして指導していた。長男の昌巳さん(44)が「最近は子どもたちに野球を教えることを生きがいにしていたと思います」と語ったように、愛した野球と関わり続けた人生だった。

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