【ヤクルト】山田哲、青木欠いても「カバーできる力はある」

スポーツ報知
打撃練習を行う山田哲(左)とバレンティン

 ヤクルト・山田哲人内野手(26)が12日、チームが一体となってのCS突破を誓った。不動の2番打者だった青木が2日のDeNA戦(神宮)で左太もも裏を負傷。「チーム的には痛いけど、カバーできる力はある。一丸となって頑張っていきたい」と力を込めた。

 大きな柱を欠くことになっても、全員で穴を埋める。神宮外苑での全体練習に交じり、別メニュー調整の青木はフリー打撃を再開。「今のところ順調にきています」と口にしたが、小川監督は「先発はまず無理。そんなにすぐ出られる状態でないのは確か。代打でいけるなら、明日登録する」と状態をぎりぎりまで見極める考えを明かした。

 緊急事態に直面したことで、山田哲、バレンティン、雄平のクリーンアップを2、3、4番に繰り上げ、同様に切れ目のない打順をテストしてきた。3度目のトリプルスリーを達成した山田哲は「足も絡めて2番打者として仕事をしたい」と口にすれば、バレンティンは「青木の代わりがいない中で自分たちがやっていくしかない」と強調。昨季は96敗を喫しながら、青木の復帰で躍進を遂げてきたチームが、真価を問われる時を迎えた。(田島 正登)

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