【中日】ビシエド、生涯竜宣言 複数年契約大筋合意「日本語で引退スピーチを」

スポーツ報知
離日したビシエド(左)(右から長女・ダイアナちゃん、長男・ダヤン・ジュニア君、アナイス夫人、手前は次男・ブライアン君)

 首位打者と最多安打の2冠に輝いた中日のダヤン・ビシエド内野手(29)が14日、「生涯竜」を宣言した。家族とともに自宅を構える米フロリダ州に向けて離日。中部空港で取材に応じ、チームと来季から複数年契約で大筋合意していることを明かし「できれば近い将来、日本人枠でプレーしたいし、岩瀬さんや荒木さんのように、最後はみんなに祝福されて引退するのが理想だね。日本語でスピーチしなきゃいけないって? 今は難しいけど時間はある。不可能じゃない」と、現役生活を中日で終えることを熱望した。

 長男のダヤン・ジュニア君(8)は、今年から名古屋市内の少年野球チーム「大須パンサーズ」に加入し、日本人の友達も増えた。父とは違い左打ちのジュニアは「打者ならツツゴー、投手ならチャップマン(ヤンキースの最速169キロ左腕)が好き」と、侍ジャパンの主砲の名を挙げ、パパのチームメート・平田のフォームをまねて尻をプリプリ振ってみせるほど“第2の故郷”名古屋になじんでいる。

 13日にスポンサー表彰でトヨタ・クラウンをゲットしたパパも「日本で運転したことはないが、来年は国際免許を切り替えて、クラウンを運転したい。まずは右ハンドルに慣れないと」と、より濃厚に日本に根ざした生活を送るつもり。竜の主砲は息の長い活躍を目指す。

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