【日本ハム】マルティネス、CS初登板7回2失点で初勝利「常に集中していた」

スポーツ報知
4回2死、グラシアルを三ゴロに打ちとりほえるマルティネス

◆2018 パーソル クライマックスシリーズ パ ソフトバンク2―4日本ハム(14日・ヤフオクドーム)

 初戦を落とし、崖っ縁に立たされていた日本ハムが逆王手をかけた。先発・マルティネスは7回2失点でCS初勝利。ソフトバンクは4番・柳田が3打数無安打に倒れるなど、3投手の継投の前に2得点に封じられた。15日の第3戦でソフトバンクは引き分け以上、日本ハムは勝てば17日からの西武との最終Sに進む。

 実直な助っ人右腕が窮地を救った。マルティネスが7回5安打2失点でCS初登板初勝利。「一番大事なのは、常に集中を切らさないことだった」。ソフトバンクに主導権を握らせず、星を五分に戻した。

 150キロ台のツーシーム、カットで打者の懐を突き、チェンジアップでタイミングを狂わせた。「しっかりプランも練った。全体的に球の質が良くて、全ての球でストライクを投げられたのが大きかった」。アウト21個のうち15個をゴロで積み重ねた。1点リードの7回2死三塁で同点打を許しながら粘投。8回の味方の勝ち越しにつなげた。

 来日1年目で10勝を挙げたが、終盤3連敗で11敗。2日の西武戦(札幌D)から中11日の短期決戦で、体力も気迫もみなぎった。栗山監督は「スイッチが入って、開幕直後のチームを引っ張ってくれた感じに戻っている」と、役者をたたえた。(山崎 智)

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