【広島】今季限りで現役を引退する広島・新井が代打で同点打、菊池が勝ち越し３ラン

◆２０１８　マツダ　クライマックスシリーズ　セ　広島―巨人（１８日・マツダスタジアム）

　今季限りでの現役引退を表明している新井貴浩内野手（４１）が勝負強い一打を放ち、同点に追いついた。１点ビハインドの８回２死一塁から代打で出場すると、５球目に一走・上本が二盗。ベテランは得点圏に走者を置き、気合十分だった。続く６球目の低めフォークをすくい上げ、左翼線適時二塁打。試合を振り出しに戻し、二塁ベース上で両手を突き上げた。

　さらに、田中が四球を選んで一、二塁となった好機で菊池が左中間への勝ち越し３ランをたたき込んだ。劣勢から一気に逆転する展開に真っ赤に染まった客席は大熱狂だった。