【広島】新井&菊池がお立ち台で抱擁 菊池「お兄ちゃんが打ったんで、弟も打たないと」

スポーツ報知
お立ち台で抱き合う新井(左)と菊池

◆2018 マツダ クライマックスシリーズ セ 広島4―1巨人(18日・マツダスタジアム)

 広島が終盤の鮮やかな逆転勝利で2年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけた。8回2死二塁で新井が左翼線への適時二塁打を放つと、なおも2死一、二塁で菊池が勝ち越しの1号3ラン。そろってお立ち台に上がった2人は、熱い抱擁を交わし、場内を沸かせた。以下はヒーローインタビュー。

―大歓声に迎えられる気持ちは。

新井「最高です。ありがとうございます」

―最高の形でゲームをものにした。

新井「まっちゃん(松山)も四球でつないでくれて、タカシ(上本)もよく走ってくれたんで、追い込まれてましたけど、何とかしたいという気持ちだけでした」

―あの打席を迎える気持ちは。

新井「今日もたくさんの声援をいただいたので、気持ちがホント、マックスで入りました」

―二塁塁上でその気持ちが爆発した。

新井「ちょっと恥ずかしかったですけど、すごくうれしかったので、はい」

―重苦しい雰囲気が、あの一打で一変した。

新井「どうですかね。やっぱりその後のキク(菊池)のホームランじゃないですかね」

―菊池の本塁打が素晴らしかった。

新井「ベンチで見てたんですけど。打つだろうなと思ってみてました」

―菊池さん、まずは新井のタイムリー、どうでした。

菊池「打つだろうなと思ってました、はい」

―やはりそう見えましたか。

菊池「皆さんにどう映ってるか分かんないですけど、お兄ちゃんにしか見えないです」

―頼もしいお兄ちゃんが打ってベンチの雰囲気も変わったのでは。

菊池「ガラッと一気にいけるぞという雰囲気になりましたし、お兄ちゃんが打ったんで、ちょっと弟も打たないといけないというプレッシャーの中で打席に入りました」

―走者一、二塁。狙いは。

菊池「真っ白でしたね。とりあえず振り抜こうという、それだけでした」

―スタンドに届いた時の気持ちは。

菊池「(ためて)最高です」

―ベンチで新井に抱きしめられた。

菊池「恋人のように、食い気味で抱きつかれました、はい」

―日本シリーズ進出に王手。

菊池「一戦一戦、また明日勝てるように頑張りたいと思います」

―新井さん、明日勝てばシリーズ進出。

新井「余計なことは考えず、とにかく明日の試合、家族一丸で頑張りたいと思います」

―最後に一言。

新井「1回でも多く、少しでもたくさん喜んでもらえるように、最後まで頑張ります」

 その後、2人で抱擁し、球場内のムードは最高潮。

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