【西武】源田、3打席連続安打「全部いいところに飛びましたね」

スポーツ報知
1回1死、源田が中前安打を放つ(投手・ミランダ、捕手・甲斐)

◆2018 パーソル クライマックスシリーズ パ 西武13―5ソフトバンク(18日・メットライフドーム)

 いぶし銀のバットが広角に快音を響かせた。源田の引っ張った打球は、しぶとく一、二塁間を破った。3点リードを追いつかれた直後の2回だ。2死一、二塁で決勝の右前適時打。「チャンスで回ってきたので、たまたま。どんな形でもいい。ストライクゾーンの球に食らいつこうと思った」と顔を紅潮させた。

 さらに3回2死一、二塁で左前に2打席連続タイムリー。「追加点が取れてよかった」。初回1死では中前安打。いずれも左腕に対して初回から3イニングで中、右、左と打ち分け、3打席連続安打の猛打賞。「全部いいところに飛びましたね」と声を弾ませた。

 昨季はルーキーらしからぬ活躍ぶりから、ファンがネット上で「源田たまらん」と連呼。本拠で迎えた最終Sに「一球一球の盛り上がりがすごい。シーズン中以上に声援を感じる」。たまらない熱狂ぶりに背中を押された。

 今季は2リーグ制(50年)後で史上初となる新人から2年連続全試合フルイニング出場を達成。「1年間、使ってもらってありがたい。体がきつい時もあったけど、手は抜けなかった」。17日の第1戦でも適時三塁打。「試合勘は鈍っていない。いい調整ができた。もっと緊張すると思ったけど、すんなり入れた」と胸を張った。

 初戦の黒星発進から1勝のリードを奪った。「アドバンテージの1勝があったので、気持ち的に落ちなかった。ホームでできてよかった」。頼もしい2番がレオ党をうならせる。(山崎 智)

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