【日本ハム】加藤貴之、来季こそ「吉井さんに認めてもらう」

スポーツ報知
室内練習場で体を動かした加藤(右)

 日本ハムの加藤貴之投手(26)が、貴重な左の主戦投手として雪辱を誓った。19日は札幌市内の室内練習場でトレーニング。キャッチボールやノックを受け体を動かした。プロ3年目の今季、防御率は自己ワーストの4・53。5勝8敗と苦しんだ左腕は「1年目(2016年=7勝3敗、防御率3・45)から成績も落ちているし、チームにも迷惑を掛けている。もっと活躍しないといけない」と力を込めた。

 期待に応えられなかった悔いが残った。シーズン前、今季限りで退任した吉井理人投手コーチ(53)は、先発陣で数少ない左腕に期待を寄せていた。「(投球回)150回は軽く超えて180近くまで行ってほしい」。潜在能力の高さを認めるからこその高いハードル。だが、結果は113回1/3。チーム事情から中継ぎに回ったこともあり、昨年の120回にも届かなかった。

 「吉井さんに認めてもらえるように頑張らないといけない」。吉井元投手コーチにはプロ1年目から指導を受けており、「技術だけじゃないことも教えてくれた。答えをくれる人だった」と信頼を寄せる存在だった。

 4年目の来季。ピンチを背負っても、“吉井さん”はマウンドに来てくれない。成長こそが恩返しになると信じ、オフシーズンを過ごす。(秦 雄太郎)

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