【ソフトバンク】工藤監督ズバリ!初スタメンの内川に一発

スポーツ報知
6回無死、左中間に本塁打を放った内川(カメラ・清水 武)

◆2018 パーソル クライマックスシリーズ パ 最終S第3戦 西武4―15ソフトバンク(19日・メットライフドーム)

 パ・リーグのCS最終S第3戦は、リーグ2位のソフトバンクが15―4とリーグ1位の西武に圧勝。2勝2敗のタイ(西武のアドバンテージ1勝を含む)に持ち込んだ。上林が3回に先制3ランを放つなど、CS最多タイの6打点と大爆発。今CS初スタメンの内川も6回にソロを放ち、2年連続の日本シリーズ進出にあと2勝とした。

 工藤監督の勝負手が的中した。今CSで初めてスタメン起用した内川がソロを放つなど、16安打でCS最多タイの15点(プレーオフでは77年第1戦の阪急18点が最多)を奪った。

 右肩痛や右膝痛に苦しんだ内川は最終Sから1軍に昇格。2戦目までは代打での出場だったが、6回の本塁打など2安打を放った。横浜時代の08年以来の7番起用にも「何番でも打たないといけないことに変わりはない」と、CS最多の3度のMVPを誇る主将が本領を発揮した。

 代わりに松田宣を外した工藤監督は「苦渋の決断。なかなか、ここまで勇気がいったことはない」と説明した。途中出場で無安打の松田宣は今年のポストシーズン、22打数4安打の打率1割8分2厘となったが「勝ったんでいいんじゃないですか」とチーム一丸を強調した。昨年の最終Sでも、連敗後の第3戦で城所を起用して3連勝を呼んだ工藤監督。同じ第3戦での大胆采配で再びチームを勢いに乗せた。(嶋田 直人)

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