【阪神】矢野新監督、鳥谷に適性ポジション聞く「自分が何をしたいのかは、すごく大事」

スポーツ報知
鳥谷

 阪神・矢野燿大新監督(49)が20日、鳥谷敬内野手(37)に適性ポジションを“自己申告”させる考えを明かした。長く守ってきた遊撃を離れ、昨年から三塁、二塁とチーム事情に従ってきたベテランの再生へ、「やっぱり聞くよ。自分が何をしたいのかは、すごく大事だと思う」と対話路線を打ち出した。

 三塁でゴールデン・グラブ賞に輝いた昨季から一転、今季は121試合で打率2割3分2厘。連続試合出場は1939試合で途切れた。先発出場も45試合。金本前監督が若手育成のため我慢して大山らを重用し、そのあおりを受けた。チーム方針を十分に理解している新指揮官は「やっぱり、自分がどうしたいか。自分のプロ野球人生だから。基本的には聞いて、やっていきたい」と遊撃復帰も含め、柔軟に対応する構えだ。

 18日に就任会見を終えたばかり。仕事は山積しているが「岩崎にも話をしようかなと思っている。能見もそうだし」と救援でフル回転した左腕2人の先発再転向も検討中だ。17年ぶりとなる最下位からの再建へ、広い視野で動き始める。

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