【中日】左肋骨切除の手術受けた浜田達が秋季練習に合流 「もう問題ない」

スポーツ報知
手術した左腕に問題がないことをアピールした浜田達

 上肢のしびれなどの症状として表れる「胸郭出口症候群」を解消するための手術を受けた中日の育成選手、浜田達郎投手(24)が23日、ナゴヤ球場での秋季練習に合流した。

 17日に群馬・館林市の病院で手術を受けた。左脇から内視鏡を入れ、左の鎖骨と交差する第一肋骨(ろっこつ)を切除して、圧迫されていた神経を解放した。22日に退院したばかりで「もう問題ないです」と腕を屈伸してみせた。

 症状は一進一退だったという。「痛みよりしびれがありました。走って腕を振ると力が抜けてくる」と振り返った。16年10月に左肘の癒着した神経をはがす尺骨神経剥離術を受け、育成契約となった17年4月にも同じ手術を受けた。「前の症状ともリンクしているようです。肩に原因があると指先まで良くないですから」。足かけ3年にわたって悩まされたしびれの原因が取り除かれて、表情は明るかった。

 今後は4~6週間後にキャッチボールを再開。「キャンプ後半には投げたい」と来年2月下旬の春季キャンプ終盤にブルペンで全力投球を行うプランを披露した。愛工大名電高3年時は花巻東高・大谷(現エンゼルス)、大阪桐蔭高・藤浪(現阪神)とともに「高校ビッグ3」と呼ばれた逸材。プロ2年目の14年に大谷、藤浪よりも早くプロ初完封勝利を挙げ、計5勝をマークした輝きを、ムチのようにしなる左腕とともに取り戻す。

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