【ロッテ】外野若返りへ藤原一本釣り 1位指名を公表

スポーツ報知
スカウト会議に臨む井口監督

 千葉市内でスカウト会議を行ったロッテは、井口資仁監督(43)が藤原の1位指名を公表した。6時間にも及んだ話し合いの中で、最初に指名する選手はすぐに決まった。指揮官は「藤原君を1位でいかせてもらうことになりました。走攻守、三拍子そろった選手。将来のマリーンズを背負ってほしい。他にも1位候補はいましたけど、ウチに一番マッチする選手。満場一致でした」と説明。外野陣の高齢化も進んでおり、補強ポイントに合致した。

 藤原は今夏の甲子園では4番として大会3本塁打をマークし、史上初となる2度目の春夏連覇に貢献。高校通算32本塁打の長打力に加えて50メートル走5秒7の俊足と遠投120メートルの強肩も持ち合わせている高校NO1外野手だ。井口監督は「西武の秋山君タイプ」と球界屈指のリードオフマンになぞらえて高い評価を示した。2年連続で高校ジャパンにも選ばれていることにも言及し、「スター性もあるし、ここ一番で力を発揮できる選手と聞いている」とニヤリ。底知れぬポテンシャルに魅力を感じたようだ。

 他球団との競合も考えられるが、“一本釣り”ができる可能性もある。くじ引きは指揮官自らが行う予定で「右手か左手かどっちでいくか迷っています。当日にならないと分からないですけど、くじの覚悟だけはしておきます」と言葉に力を込めた。「トリプルスリー」を将来の目標に掲げる超高校級の逸材がゲットできるか。運命の日に注目が集まる。(長井 毅)

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