【ロッテ】ドラ4明桜・山口航輝「輝星に勝つ」ライバルに闘争心…今夏秋田大会決勝で3三振

スポーツ報知
ロッテからドラフト4位で指名された明桜高・山口航輝は、自慢のストレートの投球フォームを披露

◆プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(25日・グランドプリンスホテル新高輪)

 明桜の山口航輝投手(18)がロッテの4位指名を受けた。打者として期待される山口は日本ハム1位指名を受けた金足農・吉田輝星投手(17)との対戦を熱望した。

 ロッテの4位指名がテレビを通じて伝えられると、山口は「思っていた以上に早い指名でビックリした」と驚きの表情を浮かべた。夢に見てきたプロ選手。その夢がかない、チームメートから「おめでとう」と声をかけられ「指名を受けてとてもうれしい」と笑顔を見せた。

 大きな志を持ってプロの門をたたく。ロッテは、集中力の高さと試合の流れを変える1番打者の外野手として期待しているが、指名後の会見では「投手と打者の二刀流を目指したい」と言い切った。高校通算で25本塁打を放ち、通常のフライでも高く上げすぎて相手が見失う場面もあるなど、パワーヒッターの一面もあるが、投手としては最速146キロ右腕として、昨夏の秋田県大会優勝に貢献。決勝の金足農戦で右肩を亜脱臼して以降、公式戦での登板はなかったものの、練習は継続している。「(来春には)問題なく投げられる。目標は大谷翔平選手(エンゼルス)」と、憧れのメジャーリーガーの名前を挙げた。

 今後については、球団との話し合いになるが、打者として楽しみなのが、日本ハムのドラフト1位・吉田との対戦だ。今夏の秋田を盛り上げた金足農の吉田は同じパ・リーグの日本ハムに1位指名を受けた。球場を離れれば気軽に連絡を取り合う仲間だが、今夏の決勝では3三振。悔しさもあるだけに「同じ舞台で勝負して、今度は絶対に勝ちたい」と決意。今の段階では一歩リードを許しているが、プロの世界で自らを磨き、吉田以上に輝いてみせる。

 ◆山口 航輝(やまぐち・こうき)2000年8月18日、大阪・箕面市生まれ。18歳。大阪・加美北小1年から平野エンゼルスで野球を始める。加美中では吉川大幾内野手(巨人)らを輩出した「ナガセボーイズ」でプレー。明桜では1年夏からベンチ入り。昨夏は背番号11で甲子園出場。181センチ、85キロ。右投右打。家族は両親。

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