【楽天】ドラ2太田光、指名あいさつで嶋超え宣言「遠慮せずに強気でプレー」

スポーツ報知
担当の愛敬スカウト(右)と握手をする太田光

 楽天のドラフト2位・太田光捕手(ひかる、22)が26日、大阪・東大阪市の大商大で、長島スカウト部長らからの指名あいさつを受けた。

 長らく楽天の正捕手を務めてきた嶋の座を脅かす期待のかかる太田。大商大では1年春から定位置をつかみ経験は十分で、好守のバランスを兼ね備えた22歳は「1年目からレギュラーを取れるように、遠慮せずに強気でプレーしていって、将来的には日本を代表するようなキャッチャーになりたいと思います」と堂々と宣言した。

 球界を代表する捕手でもある嶋の牙城が高いことは重々承知。12月には34歳となる後継者の育成はチームとしても急務となっているが「全てにおいて嶋さんよりも上に行かないと試合には出られないと思う。まず出てから信頼を勝ち取るようにしたい」と挑戦状をたたきつけた。

 担当した愛敬スカウトも「嶋という大きな壁があるけど、(嶋の)年齢を考えても超して欲しい。そうならないと、楽天も強くなっていかない。彼を控えに回すくらいになって欲しい。それだけの力も統率力もある。本当にキャプテンになって欲しいというのが1番。人間的にしっかりしている」と証言していた。

 ◆太田 光(おおた・ひかる)1996年10月14日、岡山・倉敷市生まれ。22歳。小学2年から「西浦(せいほ)少年野球」で始める。連島(つらじま)中では「倉敷ドリームボーイズ」でプレー。広陵高では3年夏の甲子園で1回戦敗退。大商大では1年春からレギュラー。1年春に最優秀選手、4年春に首位打者、ベストナインを4度受賞。177センチ、75キロ。右投右打。家族は両親と兄、妹。

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