【西武】ドラ5遊学館高・牧野、森捕手道…技術を盗む!1番を打つ!

スポーツ報知
チームメートに祝福された遊学館・牧野(中央)

 プロ野球ドラフト会議が25日、都内で行われ、遊学館高の牧野翔矢捕手(17)は西武5位で指名され、「盗塁を刺して自分も走る捕手になる」と“1番・キャッチャー”を目標に掲げた。

 打って走れる捕手を目指す。西武から5位指名を受けた遊学館・牧野は、プロでの「1番・捕手」に意欲を見せ、「左右に長打を打ち、塁に出たら盗塁でチャンスを作れる選手になりたい」と目を輝かせた。憧れの存在で、盗塁王3度の日本ハム・西川遥輝外野手(26)の前で、50メートル6秒台前半の俊足をアピールするのが目標だ。

 今季パ・リーグ王者の西武については「打線がすごくて、楽しく野球をやっている印象」と話す。「獅子おどし打線」に欠かせない森友哉捕手(23)との会話を熱望し「高校(大阪桐蔭)時代から大活躍していた。話して自分の力にしたい」と、同じ高卒捕手で左打ちの強打者から吸収するつもりだ。

 石川・穴水町からプロを目指し地元の遊学館に進み、夢をかなえた。指導した山本雅弘監督(67)は「感無量です。10年以上はプロの世界で野球をやってほしい」と期待した。

 最大の持ち味は、二塁送球タイム1・8秒台の強肩。メジャーでも活躍した城島健司元捕手(42)を引き合いに「城島選手のように肩を生かして盗塁を刺す」と宣言した。森から技術を盗み、攻撃では塁を盗み、守備では塁を盗ませない。(竹内 竜也)

 ◆牧野 翔矢(まきの・しょうや)2001年3月4日、石川・穴水町生まれ。17歳。小学3年で野球を始める。穴水中から遊学館、1年夏から捕手、遊撃手としてレギュラー入り。3年春から投手の練習を始め、夏の石川大会の初マウンドで142キロを記録。178センチ、77キロ。右投左打。

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