【阪神】矢野監督、来季の正捕手は白紙

スポーツ報知
矢野監督

 阪神・矢野燿大監督(49)は27日、来季の正捕手構想は白紙と明かし、代打の切り札の原口文仁捕手(26)も候補に加えた。「(レギュラーから)消してないよ。打てるというのは大きな武器。性格とか内面はキャッチャーぽい。あとはスローイングとかワンバウンド(処理)とか配球になってくる」と、球団タイ記録のシーズン代打23安打をマークしたバットに期待した。

 今季のスタメンマスクの試合数は、梅野121、原口9、坂本6、長坂4、岡崎3。梅野は規定打席に到達し、打率2割5分9厘、8本塁打。盗塁阻止率も3割2分と巨人・小林に続くリーグ2位の成績を残した。それでも2003、05年のリーグ優勝を正捕手として支えた指揮官は、「実績は考慮する。でも確約はない。『じゃあ、(正捕手として)どうぞ』というところまで来ていない。キャッチャーは勝たせてナンボ」と、レベルアップを要求。最下位からの巻き返しへ、守りの要を競わせていく。(島尾 浩一郎)

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