【広島】松山、前夜リベンジの適時打&美守「何とかやり返したい気持ちが強かった」

スポーツ報知
7回2死一、二塁、甲斐(手前)の打球を好捕しトスする松山(右)

◆SMBC日本シリーズ2018第2戦 広島5―1ソフトバンク(28日・マツダスタジアム)

 反骨の思いがバットに乗り移った。3回2死二塁。松山はバンデンハークの152キロ速球を力ずくで押し返した。「気合です! いい所に飛んでくれた」。三遊間を破る2試合連続の適時打で、前夜の汚名を返上した。

 シリーズ初戦の5回。2点リードの場面でデスパイネのゴロを処理した菊池からの送球にバウンドを合わせられず、トンネルする痛恨の失策を犯した。2者の生還を許して同点に追いつかれ、試合は引き分け。最後までこの2点が尾を引き、言葉を発することなくロッカーに引き揚げた。帰り際に「明日頑張ります」と話すのがやっとだった。

 一夜明けたこの日は守備でも貢献。1点を奪われ、なおも7回2死一、二塁のピンチで甲斐の一、二塁間のゴロをダイビングキャッチし、先発のジョンソンを救った。「やってしまったものは仕方がないけど、何とかやり返したい気持ちが強かった」。雪辱を果たし、胸をなで下ろした。

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