【ヤクルト】ドラ1清水昇、石川への弟子入り熱望「指導していただきたい」

スポーツ報知
ヤクルト1位指名の国学院大・清水は、つば九郎ばりにスケッチブックに意気込みを記した

 各地で“ドラフト1位組”に指名あいさつが行われ、国学院大の清水昇投手(22)は同市内の同大学でヤクルトからあいさつを受けた。

 151キロ右腕、清水は帝京高の大先輩にあたる伊東編成部長らから指名あいさつを受け、“菅野+石川”を理想の投手像に掲げた。

 太く、長く―。約1時間の話し合いを終えた清水は理想の投手を聞かれ「偉大なピッチャーですし、菅野投手のようになりたい」。この日、2年連続で沢村賞に決まった右腕の名を迷いなく口にした。さらには、来季で18年目を迎える石川への弟子入りも熱望。「11度も2ケタ勝利していて、いろいろな面で指導していただきたいと思います」と予習は完璧。頭の回転が速く、抜かりない準備にまじめな性格が表れている。

 本拠地になる神宮は縁深くても、苦い思い出でいっぱいだ。帝京高時代は甲子園の舞台を踏めず、大学でも優勝できなかった。「高校、大学は悔しい思いをしたので、今度こそマウンドで優勝したい気持ちが大きいです」。平成最後に名前を呼ばれたドラ1はカメラマンのリクエストを受けると、スケッチブックに力強く「じんぐうのもうしご」と未来予想図を描いた。(田島 正登)

 ◆清水 昇(しみず・のぼる)1996年10月15日、東京都出身。22歳。小学1年からジュニアヤンガースで野球を始める。帝京高では甲子園出場なし。国学院大1年秋に初登板し、今春のリーグ戦で最優秀防御率を獲得した。大学通算13勝7敗。今夏の侍ジャパン大学代表に選ばれた。180センチ、84キロ。右投左打。

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