【西武】ドラ1松本航、東京五輪出たい!“先発ローテ定着と新人王”で侍入りだ

スポーツ報知
西武1位の日体大・松本(右)は、渡辺SDから辻監督のサイン色紙とドラフト当日のIDを手渡された

 各地で“ドラフト1位組”に指名あいさつが行われ、日体大の松本航投手(21)は横浜市内の健志台キャンパスで西武からあいさつを受けた。

 即戦力として先発ローテ定着と新人王を目標に掲げる松本は、渡辺久信シニアディレクター兼編成部長らのあいさつを受け「東京五輪を目指せるように頑張りたい」と、2020年東京五輪での侍ジャパン入りに意欲を見せた。

 国内有数のアスリート養成機関である日体大。学内には体操のリオ五輪金メダリスト・白井健三やスピードスケートの平昌五輪金メダリスト・高木美帆ら、世界の大舞台で戦う現役・OB選手の応援幕も飾られている。指名あいさつに同席した具志堅幸司学長も体操のロス五輪金メダリストだ。

 東京五輪でも金メダルが期待される白井は同じ4年生。親交こそないが、「白井君は(学内で)見かけることもあるし、いつも応援している」と活躍ぶりに刺激を受けている。2年後の代表入りを目指すには、もちろん来季の大活躍が前提条件となる。ハードルは高いが、今季11勝のDeNA・東が今秋の日米野球で代表に選出(左肘痛で辞退)されたように、ルーキーでも実力次第で侍ジャパン入りは可能だ。

 憧れの楽天・則本も国内でプレーしていれば代表入りが濃厚で、ともにチームメートとして戦える。侍ジャパン入りは、最高のモチベーション材料になりそうだ。

 ◆渡辺SD、IDカードプレゼント

 競合となる高校生の入札ではなく、一本釣りで松本の獲得に成功した渡辺SDは、辻監督から託されたサイン色紙と「大いに期待してます」と書かれたドラフト当日のIDカードを松本にプレゼント。念願の初顔合わせに「思っていた通りの好青年だった。ボールのキレは大学生でNO1。絶対負けられない試合で先発を任されるような投手になってほしい」と、改めて大きな期待を寄せた。

 ◆松本 航(まつもと・わたる)1996年11月28日、兵庫・朝来市生まれ。21歳。小2から野球を始め、明石商では甲子園出場なし。日体大ではリーグ戦通算60登板で30勝18敗、防御率1・63。11年の東海大・菅野智之(現巨人)以来、リーグ史上8人目の通算30勝&300奪三振。176センチ、84キロ。右投右打。

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