【楽天】準硬式出身左腕・鶴田に戦力外 来季は育成契約へ

スポーツ報知

 楽天は30日、鶴田圭祐投手(24)に来季の支配下選手契約を行わないことを通告したと発表した。来季は育成契約する見込みだ。

 鶴田は香川・藤井学園寒川高から帝京大に進み、準硬式野球部に入部。3年秋には最速149キロを計測してプロスカウトの注目を浴びると、16年のドラフト6位で楽天に入団した異例の経歴を持つ。ここまで2年間で1軍昇格は1度もなく、今季はイースタンでも9月13日の巨人戦(森林どり泉)で1イニング投げたのみだった。

 ◆準硬式野球 使用球は、見た目は軟式球で中身が硬式球というイメージ。コルクの粉末と樹脂を混ぜ合わせてできた芯に糸を巻き、表面を天然ゴムで覆っている。準硬式野球出身の主なプロ野球選手は同志社大から99年ドラフト6位で西武入りし、広島でも活躍した青木勇人投手ら。巨人の育成・坂本工宜投手も関学大準硬式野球部出身。

 ◆鶴田 圭祐(つるた・けいすけ)1994年5月12日、滋賀・守山市生まれ。24歳。守山小3年から物部少年野球団で野球を始め、守山南中時代は軟式の野洲ブレーブスでプレー。香川・藤井学園寒川高では1年秋に投手から外野手に転向。甲子園出場経験はなし。帝京大入学直後に準硬式で再び投手に。180センチ、88キロ。左投左打。背番号61。

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