【中日】与田新監督が合流　鯉と比較“地獄キャンプ”へ…新任全コーチ挨拶文

　中日の秋季キャンプ２日目が１日、ナゴヤ球場で行われ、与田剛新監督（５２）以下、新任の全コーチングスタッフが集まった。久々に現役時代の本拠地に足を踏み入れた指揮官は「入団した年に開幕戦で投げた球場。懐かしい場所」と感慨深げだった。

　しかしナインに新任のあいさつを行うと表情が厳しく一変した。まずは「地域に密着したファンに愛されるチームにしよう」「コミュニケーションをしっかり取っていこう」「来季に巻き返すための準備をしよう」と呼びかけた。特に最後に関しては「皆さんがカープの選手だとして、どれくらいの立場にいるのか」と、３連覇を果たしたセ・リーグの王者と比較する形で選手層の薄さを指摘し、レベルアップするよう厳命。地獄のキャンプを予告した。

　★新任コーチのあいさつ

　伊東勤ヘッドコーチ「選手と監督のパイプ役として風通しのいいチームになるようお手伝いしたい。選手の性格を把握できるよう自分から進んで（チームの輪に）入っていきたい」

　村上隆行打撃コーチ「優勝するためには打線の奮起が大切」

　阿波野秀幸投手コーチ「来季は厳しい戦いになる。ユニホームを着ている人、スタッフみんなで戦おう」

　赤堀元之投手コーチ「強い気持ちで打者をねじ伏せないと行けない。その辺を教えていきたい」

　中村武志バッテリーコーチ「中日は自分にとって特別なチーム。捕手はとにかく明るくしてもらいたい」

　工藤隆人外野守備走塁コーチ「数年間悔しい思いをしている。ひとりひとり成長して強いチームにしよう」

　門倉健２軍投手コーチ「笑顔で野球を楽しんで戦っていこう」

　浅尾拓也２軍投手コーチ「個人個人でやるべきことは分かっていると思う」

　荒木雅博２軍内野守備走塁コーチ「よろしくお願いします」

　立石充男巡回野手コーチ「よろしくお願いします。以上！」