【ソフトバンク】工藤公康監督「野球のことを突き詰める。野球オタク」

スポーツ報知
工藤監督

 3日放送のTBS系「バース・デイ」(土曜・後5時)では、平成最後の日本シリーズで広島と激闘を繰り広げたソフトバンク・工藤公康監督(55)の手腕に迫った。

 工藤監督は自らを「野球しかないので野球のことを突き詰める。野球オタク」と語る通り、自費で用意した仕事場で、6台のモニターを駆使し1日最大6試合を入念にチェック。「現役の時からずっと、このピッチャーは何がいいんだろう。こういう投げ方するとカーブが曲がるのか。スライダーが曲がるのかだとか見てたので、その時の癖みたいなものです」と驚きの生活ぶりを明かした。

 工藤監督はシーズン前。今季けが人が続出したことを予言するかのように、ケガをした選手への対処法を学ぶべく渡米していた。この学んだことをコーチ陣と共有。さらに、選手と密なコミュニケーションをとりコンディションを把握している事で、育成の大竹耕太郎(23)を迷わず支配下登録。また、入団5年目の森唯斗(26)を守護神にするなど、けが人が続出した投手陣を補い、チーム力を極力落とさないためのシーズン116通りのオーダーを作り出す采配へと発揮された。

 西武とのCSでは、打線のキーマンと話す1番・秋山翔吾(30)を出塁させない攻略法を徹底分析。さらに、広島との日本シリーズではキーマンの丸佳浩(29)を封印。打線でもシリーズを通して同じスタメンがない超攻撃打線がシリーズの流れをソフトバンクに引き込む形となった。

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