【広島】新井が引退 最後の打席は8回代打で遊ゴロ…第3戦から4連敗で34年ぶり日本一ならず

スポーツ報知
8回無死、遊ゴロに倒れた代打・新井(一塁手は内川)カメラ・渡辺 了文)

◆SMBC日本シリーズ2018第6戦 広島0―2ソフトバンク(3日・マツダスタジアム)

 「SMBC日本シリーズ2018」第6戦は、ソフトバンクが勝利して第3戦から4連勝で対戦成績を4勝1敗1分けとし、2年連続9度目の日本一に輝いた。ソフトバンクは3回にスクイズで先制し、その後も加点した。パ・リーグ球団が日本一に輝くのは6年連続。1989年から30回行われた平成の日本シリーズは、パが18回、セが12回の優勝で幕を閉じた。

 広島は悲願の34年ぶり日本一はならず、今季限りでの現役引退を表明していた新井の花道を飾れなかった。

 この日スタメンを外れた新井は、ベンチからナインを鼓舞。2点を追う8回に先頭打者として代打で登場すると、悲鳴混じりの大歓声がマツダスタジアムに響いた。カウント2ボール2ストライクから遊ゴロに倒れた。

 新井はその後、一塁手として9回に守備についた。

 9月5日にマツダスタジアムで今季限りでの現役引退を表明した。1998年ドラフト6位で広島入団。フリーエージェント(FA)権を行使して移籍した阪神から8季ぶりに復帰した15年シーズン以降は、精神的支柱として25年ぶりのリーグ制覇、37年ぶりの2連覇に大きく貢献した。飾らない人柄で皆から愛された“新井さん”は、球団初の3連覇を置き土産にユニホームを脱ぐ。

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