【日本ハム】上沢直之、メジャーリーガーへ腕試し「全球種使う」

スポーツ報知
日米野球への意気込みを語った日本ハム・上沢

 日本ハムの上沢直之投手(24)が3日、「2018 日米野球」(9日開幕・東京Dほか)へ向けて、沖縄・国頭での秋季キャンプを打ち上げた。4日以降は日本代表へ合流予定。今季、チームトップの11勝をマークするなどエースに成長し、日本ハムからただ1人、日米野球に選出された。メジャーリーガーとの対戦を「なかなか投げられる機会もない。経験を生かしていきたいと思います」と待ち望んだ。

 自然と力が入った。上沢の指先を離れた投球が、糸を引くように捕手のミットに収まった。10月31日から始まった秋季キャンプ4日目。今キャンプ2度目となるブルペン投球で、試合で使用するWBSC公認球で変化球を交えて71球を投じた。「ボールの違いもあまりない。メジャーリーガーの打撃は僕も興味があるし、なかなか投げられる機会もない。こういう機会を大事にして、経験を生かしていきたいと思います」と声を弾ませた。

 今季は直球と140キロ台のフォーク、新球のナックルカーブなどを交えた投球で11勝をマーク。かつては憧れのまなざしでテレビ観戦していたという大リーグについて、「小さい頃は別世界の感じがしましたが、いまは(大谷)翔平とか身近にいた存在がやっているので、少し距離が近くなったような感じがします」。自信を深めた1年を終え、上沢にとって、いまの自分の投球がどれだけ通用するのかを試す、絶好の場所となりそうだ。

 4日には日本代表に合流予定。「持ち球を全部使っていかないと抑えられない。それは日米野球でも意識してやっていきたい」と表情を引き締めた。(小島 和之)

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