【西武】渡辺SD、パドレス戦力外・牧田と即接触“ウェルカム態勢”

スポーツ報知

 西武の渡辺久信シニアディレクター(SD)兼編成部長(53)が3日、戦力外となった球団OBのパドレス・牧田和久投手(33)の復帰を歓迎した。渡辺SDは牧田と電話で話したと明かし「まだ向こうでやりたい気持ちはあると思う」と前置きした上で「うちはどういう状況でも対応できるようにはする」と“ウェルカム態勢”を整える考えを示した。牧田は西武に在籍していた17年、中継ぎで58試合に登板し3勝3敗、防御率2・30と安定感のある投球を見せていた。

 ポスティングシステムでパドレスと2年契約を結んだ牧田だったが、意思疎通に苦しみ、キャンプでも投げ込みを行わないなどの環境に戸惑い続けた。開幕直後こそ僅差の展開で起用されたが「雰囲気にのまれて思うような投球ができなかった」と特に左打者に痛打されるケースが目立ち、5月以降はメジャーと傘下3Aエルパソへの昇降格を6度も繰り返した。3Aでも24試合1勝1敗、防御率3・76の成績だった。

 2年契約で来季年俸も190万ドル(約2億円)のため、手を挙げる球団は考えられず、マイナーでプレーするか、帰国するかの選択となりそうだ。

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