【広島】34年ぶり日本一ならず 緒方監督「力不足です」
スポーツ報知

◆SMBC日本シリーズ2018第6戦 広島0―2ソフトバンク(3日・マツダスタジアム)
歓喜の胴上げを繰り返す光景を、緒方監督はじっと見つめた。今季44勝24敗2分けと圧倒的な強さを誇った本拠地でも流れを取り戻せず、4連敗で終戦。34年ぶりの日本一を逃し「勝つチャンスは十分にあった。この結果は自分の責任。力不足です」と己を責めた。
最終戦も「甲斐キャノン」に屈した。初回1死一塁で田中が二盗を試みたが、リクエストで判定が覆ってアウト。2回にも安部が二盗に失敗した。日本シリーズの8盗塁死はワースト記録で、機動力を封じられた赤ヘル打線はバンデンハークの前に10三振を喫した。
球団は、就任5年目となる来季の続投を要請する方針。緒方監督も「悔しいだけじゃ終われない。終わった瞬間から次の戦いが始まる」と前を向いた。平成30年間で1度も届かなかった悲願の日本一へ、必ずこの経験を生かす。(種村 亮)