【楽天】バッテリー・野手分離練習…平石監督「個々のレベルアップを」

スポーツ報知
秋季練習に参加し、平石監督(左)と話し込む伊藤投手チーフコーチ

 最下位からの巻き返しを狙う楽天が4日、「バッテリー・野手分離練習」をスタートさせた。投手と捕手、リハビリ組はファーム施設の森林どり泉、野手は楽天生命に分かれて練習。ベテランを除いたメンバーが参加し、平石監督は「個々のレベルアップをしてもらおうと思って」と説明した。

 高校野球中国大会開催のため、岡山・倉敷での秋季キャンプ開始が例年より1週間ほど遅れるという事情もあって二手に分かれて練習している。球場をより自由に使え、メニューの制限が少なくなった。野手はオコエ、岩見ら13人が、午前9時半から午後3時半まで打撃練習などを中心に汗を流し、指揮官も「この秋は若手にとってものすごく大事」とハッパをかけた。

 スタッフにもメリットはある。1、2軍の垣根を越えてコーチ陣が部門ごとに集結。小谷野1軍打撃コーチや後藤2軍打撃コーチなど新任のコーチも多く、より多くの選手を見ることができる。平石監督も「コーチ同士も1、2軍でコミュニケーションをとることができる」と期待した。

 7日までの秋季練習だけでなく、9~17日の倉敷キャンプも投手陣は仙台に残って“分離練習”は継続する予定。あの手この手で再建を図っている。(安藤 宏太)

野球

×