【DeNA】上茶谷にレジェンド背番27…201勝巨人キラー「カミソリシュート」平松氏

スポーツ報知
背番号が「27」に内定した東洋大・上茶谷

 DeNAのドラフト1位・上茶谷大河投手(22)=東洋大=の背番号が「27」に内定したことが4日、わかった。球団では横浜一筋通算201勝の平松政次氏(71)がつけていたレジェンド番号。今季は空き番となっていたが同じ右腕の上茶谷に継承されることになる。

 即戦力右腕にかかる期待の高さを、球団は背番号というメッセージに込めた。平松氏は球団史上唯一の200勝投手で昨年に野球殿堂入りも果たした。代名詞である「カミソリシュート」で右打者の内角を強気に攻めた。長嶋茂雄が最も苦手とした投手としても知られ巨人戦通算51勝は歴代2位だ。

 「27」は近年ではロッテから移籍した小宮山悟が00年から2年間、阪神からFA移籍した久保康友が昨年まで4年間つけるなど実力派右腕が背負ってきた。球団幹部は「ウチにとっては大事な番号。期待しています」と重みを説明。三浦新投手コーチが再びつける「18」とともに意味のある「27」を未来のエースに託した。

 上茶谷は最速151キロの本格派右腕。今春にはリーグ新記録の1試合20奪三振もマークし、高田GMは「今年の投手でナンバーワン」と評価した末の指名だった。今季は2ケタ勝利が11勝の東のみ。また、右の先発が不足しているだけに早くも1年目からのローテ入りと2ケタ勝利が見込まれている。上茶谷が大きな思いを背にプロ生活を歩む。

 ◆上茶谷 大河(かみちゃたに・たいが)1996年8月31日、京都府生まれ。22歳。京都学園高では甲子園出場はなし。東洋大3年までは未勝利も、今春リーグ新記録の1試合20奪三振をマークするなど6勝を挙げMVPに輝いた。181センチ、83キロ。右投右打。

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