【ロッテ】172センチ東妻、“小さな巨人”だ 低身長への批判も「実力で黙らせる」

スポーツ報知
ロッテの2位指名、日体大・東妻は日体大伝統の応援スタイル「エッサッサ」のポーズを取る

 ロッテがドラフト2位で指名した日体大の最速155キロ右腕・東妻(あづま)勇輔投手(22)が5日、横浜市内の同校で指名あいさつを受けた。

 172センチと小柄な体格ながら威力のある直球を投げ込む強気なスタイルが持ち味。プロの中では小柄だが、本人は「身長で判断されるのが一番嫌い。SNSを見ていて『こんなのを獲って大丈夫か』と言われているのを見た。何を分かっているのかと。実力で黙らせるしかない。小さいからこそ抑えられるところを見せていきたい」と負けん気の強さを見せた。

 永野チーフスカウトは「打てるものなら打ってみろ! という気持ちが強い投手。僕は井口監督に『1年目から70試合に投げられます』と話しました」と期待の高さを語った。

 今季はチーム防御率が4・04とリーグ5位に低迷。即戦力のセットアッパー候補が加入すればブルペン陣の厚みは増すはずだ。直近の目標は「開幕1軍」と東妻。熱い思いをたぎらせながら、プロの門をたたく。

 

 ◆東妻勇輔(あづま・ゆうすけ)1996年4月4日、和歌山生まれ、22歳。小2から野球を始め、中学時代は、和歌山興紀ボーイズで日本選抜に選出。智弁和歌山から日体大に進み、2年春からリーグ戦登板。17年春に最優秀投手、同年秋はリーグ史上16人目のノーヒットノーランを達成するなどMVPを獲得。172センチ、80キロ。右投右打。

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