【楽天】茂木、来季も遊撃での勝負へ 平石監督「死ぬ気で勝負しろ」

スポーツ報知
楽天・茂木

 楽天・茂木栄五郎内野手(24)が来季も遊撃で勝負することを6日、平石洋介監督(38)が明言した。平石監督が「本人もショートで勝負したい気持ちが強いということだった」と説明した。

 16年に入団した茂木はこれまで3年間、遊撃のレギュラーを守り続けてきた。だが、昨オフに右肘を手術した影響もあって守備への負担が打撃にも影響し、今季は自己ワーストの打率2割4分7厘止まり。シーズン終盤に左肩を負傷した影響などで現在の秋季練習は本体を離れてリハビリ組で調整し、一時は二塁や外野へのコンバートプランも浮上したが、数日前に平石監督と直接話して遊撃で勝負することを決めた。

 とは言え、遊撃の定位置を確約したわけではない。山崎、村林、西巻らも成長中でその座を虎視たんたんと狙っている。平石監督も4年目を迎える茂木に「ショートは(レギュラーが)全く決まっていないポジションのひとつで、横一線なので茂木にも奪いに来て欲しい。たしかに茂木がポジションを取れば打線に厚みは増す。『(定位置を)獲りたいなら死ぬ気で勝負しろ』ということを伝えた」と期待した。

 非常事態に備えて左翼の練習もしていく見込みだが、遊撃の定位置を狙うことになった茂木。17年に主に1番で17本塁打、2割9分6厘の好成績を残した切り込み隊長の復活が待たれる。

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