【侍ジャパン】山川穂高、松井氏御前でゴジラ弾再現だ!9日日米野球開幕、思いで浸り4番野望

スポーツ報知
室内練習場の打撃練習で汗を流した山川(カメラ・酒井 悠一)

 西武・山川穂高内野手(26)が8日、「2018 日米野球」の9日に行われる侍ジャパン開幕戦(東京D)でゴジラ伝説弾を再現する決意を示した。MLB選抜の松井秀喜コーチ(44)が、ヤンキース時代の04年に巨人とのオープン戦(東京D)で放った一発を生で目撃。4番が有力なパ・リーグ本塁打王はこの日、休日返上で練習を行い、「松井さんは強烈だった。自分も同じ球場で強烈な結果を残したい」と御前アーチを誓った。

 アグーこと山川が、敬愛するゴジラの目の前で豪快なアーチを届ける―。侍ジャパンの4番が有力視される大砲は、日米野球の侍初戦を翌日に控え、少年時代の熱い思い出とともに胸に秘める野望を明かした。

 中学に進む春だった。沖縄から上京していた少年は、ピンストライプの衝撃弾に目を奪われた。04年3月28日。ヤンキース・松井が巨人とのオープン戦で放った豪快な一発を、東京Dの観客席で見届けた。「強烈なホームランだった。4番で、高橋尚成さんから。今でも頭の中に映像が流れている」。忘れられない記憶から14年。ゴジラと待望の初対面が訪れようとしている。

 MLB選抜の一塁コーチャーを務める松井氏とは、一塁の守備でイニング間など接触のチャンスもありそうだ。あのときと同じヤ軍のユニホームをまとった背番号55に「聞きたいことはありすぎる。試合中なんで、あいさつ程度になると思う」とかしこまりながら、「ちょっといいところを見せたい」と笑みを浮かべた。

同じ球場 今季両リーグトップの47発を放ち、日本を代表する主砲に成長。かつて生で見た松井氏のように東京Dのスタンドを沸かせたい。「同じ球場なんで。そういう舞台で自分も強烈な結果を残したい」と御前アーチを思い描いた。

 7日の壮行試合・台湾戦(ヤフオクD)は4打数無安打3三振。「ちょっと感覚がよくなかった」。この日はオフで福岡から都内に移動。野手陣では秋山、森、源田とともに前夜無安打の西武勢4人で休日返上し、フリー打撃などを行った。山川は「目とボールとバットの距離感が合えば、可能性は高い」とトライアングルの黄金比を鍵に挙げた。東京Dに、ゴジラと、アグー。3つがそろえば、再び日米全土に衝撃が走る。(山崎 智)

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