【合同トライアウト】西岡、古巣ロッテ入り熱望も独立Lも視野

スポーツ報知
トライアウト第2打席で中越え二塁打を放つ西岡

 プロ野球で戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが13日、福岡・タマホームスタジアム筑後で行われ、48選手が参加した。前巨人・中井大介内野手(28)が前ヤクルト・成瀬から右中間二塁打を放つなど3打数1安打2四球とアピール。DeNAが獲得する方針を固めたことが分かった。4打数1安打1打点の前阪神・西岡剛内野手(34)は古巣ロッテで現役続行を熱望した。

 西岡がプロ入りから8年間過ごしたロッテに異例の公開ラブコールを送った。「ロッテを出た時から『最後はロッテのユニホームを着て引退するんだ』と。心の中では(獲得を)願っています」。口調は熱を帯びた。

 唯一の見せ場は第2打席。ロッテ時代の同僚、成瀬から左中間へ適時二塁打を放った。「ロッカーで『思い切ってこい。僕も真剣にいく』と話した」。特別な感情を胸に秘めて快音を響かせた。ロッテは獲得に消極的だが、視察した山下編成調査担当は「十分通用する。あとはチーム編成のニーズに合うか」と評価した。

 西岡はロッテなどからのオファーがない場合、「野球をやれる場所があれば」と、独立リーグなどでのプレーも視野に入れる。古巣のユニホームでの引退を最終目標に、挑戦を続ける。

野球

×