【ソフトバンク】ドラ2杉山、何でもやる「先発なら沢村賞、抑えならセーブ王」

スポーツ報知
母校の駿河総合高グラウンドでキャッチボールをする杉山

 ソフトバンクからドラフト2位指名された駿河総合高出身の三菱重工広島・杉山一樹投手(20)が14日、起用法にはこだわらない姿勢を見せた。「将来は先発なら沢村賞、抑えならセーブ王などタイトルを狙っていきたい」と、与えられたポジションを全うする考えを示した。

 現在、帰省中の193センチの大型右腕。社会人最後の公式戦となった日本選手権後、実家に戻り、連日、母校で自主トレに励む。「ここが原点という感じで落ち着く。まだプロになる実感は沸かないが、街で2、3人から声をかけられた」。すでに、メニューは手渡されており、プロに向けた体作りに着手している。

 母校への思いも強い。11日にはMAX153キロ右腕が、投球練習を後輩たちに披露。高いレベルを肌で感じて欲しいという表れだった。自身は3年夏シードながら初戦敗退で甲子園の夢はとざされた。熱いエールを送られた高校通算21本塁打でプロ志望の紅林弘太郎遊撃手(2年)は「球の速さや変化球のキレがすごかった。あのレベルと互角にやれるように取り組んでいきたい」と、入団すれば同校初のプロ選手の投球に刺激を受けていた。

 7、8日と宮崎の秋季キャンプを視察した。21日には広島市内で仮契約を結ぶ予定。中学時代は外野手だった杉山が、投手に転向した原点の地からプロの世界へ羽ばたく

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