【楽天】育成ドラ2弟・則本佳樹、山岸ロジスターズ初プロ野球選手

スポーツ報知
13日の入団交渉後、ユニホームを着た則本佳樹

 楽天から育成ドラフト2位指名された山岸ロジスターズ・則本佳樹投手(24)が13日に契約合意した。同チームから初のプロ野球選手誕生に天野義明監督(47)も「本人もすごく(プロに)行く気があったから行かせてあげたいなと思って僕もやっていた」と喜んだ。

 大きなターニングポイントがあった。4月21日、都市対抗静岡1次予選準決勝の静岡倶楽部戦。則本は7回コールド14―4で勝った試合で完投したが、11安打を浴びて4失点。楽天でエースの兄・昂大のように直球とフォークで三振を狙い、ボールが浮いたところ痛打されることが目立った。「色んな失敗を経験して捕手ともよく話して、やっと(打者の手元で)ずらすことを覚えた」。ツーシーム主体の投球にモデルチェンジして成長を遂げた。

 育成からのはい上がりへ天野監督は「行くんだから1軍で活躍してくれと。大活躍して俺らが自慢できるようにして欲しい」とうれしそうにエールを送っていた。(安藤 宏太)

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