【オリックス】浅村に背番号7 4年の大型契約を用意し即アタック

スポーツ報知
10月のCS最終ステージで3ランを放ち笑顔の浅村

 オリックスが国内FA権を行使した西武・浅村栄斗内野手(28)との獲得交渉に向け、背番号「7」を用意していることが14日、分かった。15日から解禁される交渉の席で福本豊氏(71)=スポーツ報知評論家=らチームの顔が背負った番号とともに、最大限の誠意を伝える。

 “恋人”に三顧の礼を尽くす。その象徴が伝統ある背番号「7」だ。阪急時代には「世界の盗塁王」こと、福本氏が背負い一度、欠番扱いになった経緯がある。長村球団本部長も以前から「背番号7はウチにとって特別。福本さんはいいよって言うかもしれないけど」と話し、糸井が阪神にFA移籍した2016年オフからも空き番にしていた。浅村本人が望んだ場合に備え、尊敬する中島(今オフに自由契約)がつけた背番号「1」も準備し、熱意を示す考えだ。

 この日、FA宣言選手が公示され、長村球団本部長は浅村サイドに早速、連絡を取ったことを明かした。「代理人に獲得の意向を伝えました。いつでも、どこでも、会いに行く。最優先です。常勝チームをつくるために力を貸してほしい」。鼻息荒く、15日にもテーブルに着く手はずを整えた。

 条件面も西武の3年総額15億円を上回る、4年の大型契約を提示する見通し。地元の大阪出身で、課題の打線の中軸を任せられる強打の二塁手に、ありったけの思いをぶつける。

 ◆オリックス背番号7

 1972~91 福本 豊

 2001~03 進藤達哉

 04      日高 剛

 05~07   水口栄二

 08~10   浜中 治

 12      赤田将吾

 13~16   糸井嘉男

 ※1988年までは阪急

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