【中日】ドラ3勝野、同郷の根尾を中学時代から意識「山にすごいヤツがおる」

スポーツ報知
指名あいさつを受けた中日のドラフト3位・勝野

 中日にドラフト3位で指名された三菱重工名古屋・勝野昌慶(あきよし)投手(21)が15日、名古屋市内の同社で指名あいさつを受けた。社会人日本選手権でチームを初優勝に導き、MVPにも輝いた右腕は「1年目から即戦力としてマウンドに立ちたい。どんどん注目してほしい」と意気込んだ。

 ドラフト1位の大阪桐蔭高・根尾昂内野手(18)とは同じ岐阜県出身。土岐商3年時に「山のほう…僕のとこ(可児市)も田舎なんですが、まあもっと田舎にすごいヤツがおるらしいと聞いてました。動画投稿サイトでもチェックしました」と、飛騨高山ボーイズに在籍した飛騨・古川中3年の根尾少年の“怪童ぶり”を意識していたという。「指名順位は根尾君が上かもしれないが、同じ舞台に立つのだから何とも思わない」とライバル心をむき出しにした。

 あこがれの選手は、中日からパドレス傘下3Aエルパソに投手コーチとして派遣されている大塚晶文氏(46)。「上から叩きつけるように投げるのがいい」とフォームを参考にしているという。

 社業では航空機のボーイング787の主翼を製造する工場で安全管理を行っている。有数の優良企業から離職することになるが、6月に結婚した希(のぞみ)夫人(20)からは「やりたいことをやって」と背中を押されている。米村チーフスカウトが「根尾よりも(ドラフト2位の)梅津より開幕1軍に近いかも」と評価する右腕が、少年時代から夢見たナゴヤドームのマウンドで躍動する。

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