【日本ハム】矢野特命コーチ、原田ファーム総合コーチが就任会見

スポーツ報知
栗山英樹監督(中)と握手をする矢野謙次特命コーチ(左)と原田豊ファーム総合コーチ(右)

 今季限りで現役を引退し、日本ハムのチーム統括本部特命コーチに就任した矢野謙次氏(38)、ファーム総合コーチに就任した原田豊氏(59)が16日、千葉・鎌ケ谷の球団事務所で就任会見に出席した。

 矢野氏はフロント、コーチ業務の両方を担い、来年2月からは業務提携を結んでいる米大リーグ・レンジャーズへのコーチ留学が決定。期間などは未定だが、現地で球団運営などを学ぶ予定だ。巨人、日本ハムでプロ生活16年間を主に代打の切り札として過ごした勝負師は「何に取り組んでいるのかを現場レベルで、とにかく感じてこようと思っています。感じたものをファイターズに戻ってきたときに、自分で調整しながら選手たちに分かりやすく、選手たちが伸びるようなアドバイスができるようにやっていきたい」と意欲を燃やした。

 今季はスカウトを務めていた原田氏は、社会人野球の協和発酵で選手、監督を務めた後、母校・柳井高での監督を務め、14年からは日本ハムのスカウトに転身した経歴を持つ。球団からは約1か月前に打診を受けたといい、「年齢的なこともあるので、こういうチャンスは2度とない。ワクワクしたし、当分、寝られなかった」と就任を決めた理由を振り返った。

 プロ出身ではない人物では異例のコーチ転身となるが、球団はアマチュア時代の経験などを元に、育成方針に沿った選手育成の管理を担う役割を期待している。「1軍で活躍できる選手を早期熟成して、勝利に貢献できるように」と表情を引き締めていた。

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