【広島】育成1位・大盛が仮契約「守備でアピールして支配下目指したい」

スポーツ報知
広島・松本スカウト(左)から指名あいさつを受けた大盛

 プロ野球ドラフト会議で広島から育成1位指名された静岡産業大の大盛穂(みのる)外野手(22、飛龍高出)が19日、磐田市の同大で松本有史スカウト(41)からの指名あいさつを受けた。その後、大盛は浜松市内のホテルで入団交渉を行い、支度金300万円、年俸300万円(推定)で仮契約を交わした。

 赤い帽子をかぶると、大盛の表情が一気に引き締まった。「改めて入団する自覚と実感が出てきた。守備の良さをアピールして、支配下登録を目指したい」と決意を述べた。

 広島に静岡から高卒で入団している、同学年の桑原樹(22=常葉菊川高出)と木村聡司(22=常葉橘高出)を意識。2人とは飛龍高時代に公式戦で対戦したことがある。「2人とも自分が出場できなかった甲子園に行っているので、負けたくない。先に上がってやる気持ちでいる」。同学年のプロの先輩に先んじての1軍デビューを誓った。

 大学3年時から追い続けた松本スカウトは「3拍子そろっている選手。なぜ他球団が調査しなかったのか不思議なくらい。丸や野間みたいになって欲しい」と高い期待感を示していた。(山中 優輝)

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