【楽天】田中将大が今季報告で訪問、古巣と輝星にエール

　米大リーグ・ヤンキースの田中将大投手（３０）は２０日、楽天生命パークに隣接する楽天の球団事務所を訪れ、あいさつと今季のシーズン報告を行った。その後、取材に応じた田中は今季の楽天についてや、平石洋介新監督（３８）を含む来季のチームへの期待を語り、甲子園を沸かせ日本ハムにドラフト１位で指名された吉田輝星投手（１７）＝金足農高＝にも言及した。

　―今季、楽天は最下位に終わった。

　「試合結果はいつも気にしてましたし、特に一緒に自主トレをしている選手が投げたりすると余計に気になりますし、その中で苦しかったシーズンかなと思いますけど」

　―一緒に自主トレをしている則本、松井裕が、思うような結果を出せなかった。

　「僕が映像を全て見ているわけではないし、それに対して言えることもない。この悔しさ、失敗したことを糧にして、さらに成長していける選手たちだと思っているので、それはすごく来シーズンの楽しみです」

　―一緒にプレーした平石新監督への期待は。

　「個人的にもプライベートでお付き合いがあったりとか、本当によくしてもらった方なので、個人的にはすごく応援してます。平石さんどうこうというよりチームを応援しているので、チームにいい結果を出して欲しいなと思います」

　―金足農の吉田輝星投手が甲子園でブームを起こした。アドバイスは？

　「（境遇が似てる？）そうなんですか？　でもまあ、しっかりしてそうな子じゃないですか。そんなところ（アドバイスされるより）も考えられるんじゃないですか。自分で」

　―私生活でも注目される存在になる。

　「自分で何が良くて何が悪いか分かっていれば、おのずと行動に出るんじゃないですか。アドバイスを聞くも聞かないも自分だから。結局、自分次第ですよ。どうできるか」

　―東北から応援しているファンへメッセージを。

　「（ＳＮＳなどで）東北から応援してます、というコメントをいただいたりして、今でも思っていただけるのはありがたいなと思いますし、これから先もそう思われる選手であり続けたいなと思います。今シーズンはチームとしても個人としても悔しい思いをしましたけど、来シーズンいい報告が出来るように、また頑張ってやりたいなと思います」