【中日】石垣、Cフラップとダジャレ解禁でブレイクだ!…現状維持で更改

スポーツ報知
中日の石垣

 中日の2年目・石垣雅海内野手(20)が23日、来季はチームでCフラップ装着第1号になると明かし、“ノーモア頭部死球”と“ダジャレ解禁”を掲げて1軍定着を誓った。

 ナゴヤ球場に隣接する選手寮で契約更改交渉に臨み、新人だった17年から3年連続据え置きの540万円でサイン。今夏、初出場したフレッシュ球宴でアーチを放ち、MVPに輝いたスラッガーは「若手の登竜門。MVPを取って活躍した人は多い。賞に恥じない成績を残さないと」と、イチロー(当時・オリックス)、青木(ヤクルト)、岡本(巨人)らに続くブレイクを誓った。

 一方で今季も死球禍に悩まされた。昨季はファームの阪神戦で藤浪の直球を頭部に受けて退場。同年のフレッシュ球宴は辞退を余儀なくされた。今年もフェニックス・リーグ(宮崎)でロッテ・岩下の投球を頭部に受けて救急搬送。秋季キャンプに参加できず、アジア・ウィンターリーグ(台湾)の出場を辞退した。

 あまりに多い頭部死球から身を守るために導入するのが「Cフラップ」。広島・丸、ソフトバンク・柳田らがヘルメットの耳当てから延長する形で装着している顔面ガードだ。「今年の途中から着けようと思ったのですが(発注しても)なかなか来なくて。中日では誰もつけていないので、アピールになれば。メジャーを見て育ったので、見た目がメチャ大好きです」と笑顔を見せた。

 今季はウエスタン・リーグでチーム最多の100試合に出場。それでも「悲惨でした」と振り返ったように、規定打席到達者でリーグワーストの打率1割8分3厘に終わり、1本塁打、24打点の数字も潜在能力からは物足りなかった。しかし日米野球を観戦して目からウロコが落ちたという。「ソト(ナショナルズ)、リアルミュート(マーリンズ)、アクーニャ(ブレーブス)らの力の伝え方を見て勉強になった。来年は(打撃が)外国人風になっているかもしれませんよ」

 入団直後には「雅海(まさみ)のギャグは、まぁさみぃ(寒い)」「名古屋だけにナゴヤかです」「犬の鼓動はドッグドッグ」「台湾に行きたいわん」などとダジャレの数々で衝撃を巻き起こした逸材。「今年は打撃に悩んでて、そういう(ダジャレを披露する)気にもならなかった。でも死球が当たって頭が温まってきたので来年は大丈夫。その余裕が成績につながると思う。外国人のような余裕が欲しい」とギャグ解禁を宣言した。Cフラップとダジャレを引っ提げて、来季こそ1軍で爆発する。

 また、福敬登投手(26)は100万円減の900万円、清水達也投手(19)は現状維持の600万円、桂依央利捕手(27)は230万円減の900万円、石岡諒太内野手(26)は100万円減の600万円、福田永将内野手(30)は1100万円増の4700万円、育成の浜田智博投手(26)は現状維持の563万円、同・大蔵彰人投手(24)は現状維持の300万円、同・石田健人マルク投手(23)も現状維持の300万円で更改した。

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