【日本ハム】ドラ1吉田輝星、5年後までに「エース」誓った 新球場開幕投手だ

スポーツ報知
新入団選手発表で背番号18を披露した吉田(カメラ・関口 俊明)

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17)ら8選手が23日、札幌市内で入団会見を行った。契約金1億円、年俸1000万円(金額は推定)で正式契約し、人生で初めてという背番号「18」を初披露。球界のエース番号を託され「(2023年に開業する)新球場の初めての試合で先発を任されるような投手になりたい」と5年後までにチームのエースに成長することを誓った。

 新入団発表は同市内の羊ケ丘展望台で行われた。気温0度と厳しい寒さだったが、初めて日本ハムのユニホームに袖を通すと、輝星の表情が自然とほころんだ。「ボーイズ・ビー・アンビシャス(少年よ、大志を抱け)」で知られるクラーク博士像をバックに記念撮影。「大志の誓い」として用紙に「日々進化して日本一の投手になる、野球だけでなく人間としても成長する」と記し、願いを込めた。

 「18」には球団の思いが込められた。吉村GMは「球界のエースナンバー」と説明し、栗山監督は「スケールのでっかい選手になると信じて1位でいったわけだから」と大きな期待を隠さなかった。輝星は、番号を提示された際に「びっくりした」と明かしつつ「チームを代表して大事な試合で勝てる投手というイメージ。背番号に負けない投球をしたい」と表情を引き締めた。24日に札幌ドームで開かれるファンフェスティバルが、地元ファンへの“お披露目”の場となる。

 節目の日を迎え、輝星の目はすでにプロの世界へ向けられている。開幕1軍について聞かれると「それを目標にやっていこうと思っています」と公言。「中田(翔)選手や上沢(直之)投手から、中心選手としてチームを引っ張るというのはどういうことなのか学びたい」と意欲を燃やした。

 プロ生活は来年1月の新人合同自主トレから幕を開ける。「日本一の投手になって、もう一回(日本)代表のユニホームを着て、貴重な経験ができたら」。熱い思いが込められたエースナンバーを、北の大地で輝かせていく。(小島 和之)

 ◆輝星に聞く

 ―ユニホームの感想は。

 「新しいユニホームに袖を通すのは、高校の時から新鮮な気持ち」

 ―何と呼ばれたい。

 「明るい感じでファンの方と接したいので、『ヨッシー』だったり、ニックネームをつけてほしい。もちろん下の名前でも」

 ―理想の投手像は。

 「どの試合も安定して抑えられる。直球だけでは抑えられないので、それ以外の部分も身に付けていきたい」

 ―セールスポイントは。

 「直球だと思っている。そこを磨いて直球で打ち取れる投手になりたい」

 ―北海道で食べたいものは。

 「カニが食べたい。あまりうまくむけないので、一本丸々食べたことがない。しっかりむけるようになって、太いのを食べてみたい」

 ―自身の性格について。

 「短気です。だいぶ隠せるようになったんですが、もう少ししっかりした人間になりたい」

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