【楽天】内田靖人、ライバル銀次と合同トレ「誘っていただいたので、ぜひ」

スポーツ報知
笑顔で取材に応じる内田

 楽天は24日、近藤弘樹(23)、今野龍太(23)、安楽智大(22)の3投手、内田靖人内野手(23)と契約更改を行い、全4選手がサインした。今季、自身初の2桁本塁打をマークした内田は、倍増となる700万円増の1400万円でサイン。オフはポジションを争う銀次内野手(33)と自主トレを行い、確実性を学ぶ。近藤は100万円ダウンの1400万円でサイン。青山浩二投手(35)に弟子入りすることを明かした。(金額は全て推定)

 思わず笑みがもれた。会見場に入った内田は、納得の表情で席についた。倍増となる1400万円でサイン。自身へのご褒美を聞かれると「何も考えていない。しっかり貯金します」と控えめに話した。

 波の大きい1年だった。オープン戦首位打者に輝き、初の開幕スタメン。しかし結果を残せず、前半戦は不本意なままに終わった。それでも、8月以降は30試合で8本塁打と量産し、自己最多の12本塁打。10月のU―23侍ジャパンでは主将も務め、「(監督の)平石さんには、チームを引っ張っていく姿が足りないと言われていた。来季は変わったところを見せたい」とうなずいた。

 オフは銀次と合同自主トレに臨む。一、三塁を争うライバルだが「誘っていただいたので、ぜひお願いしますと。ライバルにはなりますけど、銀次さんはバッティングの確実性が高くて、僕にはそこが足りていないので、そういう部分を聞いていけたら」と話した。

目標は3倍増「30本目指す」 来季の目標は高く設定した。「今年10本打てたので、20本、30本を目指していきたい。打率も2割5分以上は。開幕1軍に残って、1年間1軍でプレーしたい」。来季の飛躍が期待される右の大砲。ライバルにも学び、成長を続けていく。(山口 泰史)

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