【日本ハム】吉田輝星“出世部屋”に割り当て ダル&大谷先輩に続け!

スポーツ報知
ダルビッシュ、大谷が使用していた部屋を準備された吉田輝星

 日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17)=金足農=に“大谷部屋”が割り当てられることが26日、分かった。千葉・鎌ケ谷市の2軍施設勇翔寮の404号室入りが内定。過去には米大リーグ・カブスのダルビッシュ有投手、エンゼルスの大谷翔平投手らが使用した部屋。将来のエース候補が、大物たちが旅立った出世部屋に飛び込み、才能を大きく開花させる。

 未来の侍ジャパン入りを目指すスターに、ふさわしい部屋が用意された。吉田の入居が内定したのは、過去にダルビッシュ、大谷らが使用した404号室。日本ハムで鍛錬を重ね、海の向こうへと飛び立った先人たちが飛躍した魂の残る出世部屋だ。17年シーズンをもって大谷が退寮した後は空き部屋だった扉が、吉田のために再び開かれる。

 7日には“大谷部屋”のある鎌ケ谷の2軍施設を見学に訪れた。17歳は大谷らが腕を磨いた室内練習場などを歩いて回り「素晴らしい施設」と感嘆していた。高卒新人は原則5年間の入寮が決められており、先輩たちと同様、プロとしての土台を作る大事な時期を、鎌ケ谷で過ごすことになる。

 吉田は23日に新入団発表、24日にファンフェスティバルで札幌のファンに背番号18をお披露目した。「野球的もメンタル面的もどっちも成長して、一流になれるように頑張りたい」と真新しいユニホームに袖を通して多くの報道陣の前で誓った姿には、プロ野球選手としての自覚も見えた。

 甲子園を沸かせたスターだけに、まだ高校生ながら既に人気は1軍級。寮の隣部屋はドラ1の先輩・清宮とあって、悩みをすぐに相談できるのも心強い。栗山英樹監督(57)は、大谷らに課してきた外出許可制を吉田にも適用する考えも示している。メジャーに渡った金の卵たちを温め、孵化(ふか)させた住み家には、19年1月上旬に入寮予定。秋田でトレーニングに励む右腕は刻一刻と迫るプロ生活のスタートを、期待に胸を高鳴らせ待っている。

 ◆他球団の出世部屋は?

 ▽巨人 「ジャイアンツ寮」の410号室は松井が93年に入団後、最初の2年間使用。この「ゴジラ部屋」には坂本勇も入った。松井は3年目にバス、トイレ完備で1軍の主力選手が生活する210号室に移動。こちらは98年に由伸、99年には上原が入寮、出世部屋と話題になった。

 ▽阪神 「虎風荘」の316号室はかつて井川、能見、岩田らが暮らし、藤浪も使用した。

 ▽広島 「大野寮」の104号室には前田健、今村、福井、野村らドラフト1位投手が入った。

 ▽西武 「若獅子寮」の13・14号室。2部屋をぶち抜く13畳のスペースでは清原、松坂、菊池らが青春時代を送った。

 ▽楽天 「犬鷲寮」の10号室は田中が新人時代から3年間居住した。

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