【ロッテ】藤岡、西武・源田と合同トレ 先輩からベストナイン奪取狙う

スポーツ報知
「ローソンチケット スピードアップ賞」を受賞した(左から)西武・多和田、中日・京田、ロッテ・藤岡

 ロッテ・藤岡裕大内野手(25)が28日、今オフ、西武・源田に弟子入りすることを明かした。1月から宮崎・南郷で約2週間の合同自主トレを予定している。今回の“タッグ”はトヨタ自動車時代の1歳上の先輩の誘いで実現。今季ベストナインを獲得した先輩に対抗心を燃やし、「打率3割を目標にしていれば自然とベストナインのタイトルが見えてくる。自分が取った年からは何年も取れるような活躍できる選手になりたい」と“源田超え”を宣言した。

 プロ2年目の源田の打撃を見て感じたのは「社会人時代に比べて打撃ははるかによくなっている。(打球を)引っ張れるようになっていた」ことだという。「僕は引っ張るのが苦手なのでそこが課題。打撃を何とかしたい」と、1年目から2年連続で打率2割7分をキープした先輩から貪欲に成長のヒントを探るつもりだ。

 今季は球団新人3人目の全試合出場を果たすも、打率は規定打席到達者29人中28位の2割3分と苦しんだ。「全試合フルイニング出場して、守備はある程度できるようになってきた。あとは打撃」と打撃向上に意欲を見せ、シーズン後半に体力不足から調子を崩した反省から「夏場を乗り切る体力」を求めて食トレを含めた肉体改造にも着手。シーズン終了後に78キロだった体重は81キロに増量し、83キロを目指し汗を流している。

 井口監督は「レギュラー白紙」を打ち出しており、平沢やドラフト7位の松田=ホンダ=らとの競争もあるが、「みんな本職の所を守りたいと思う。実力でつかみ取るしかない。2月1日からアピールして来季も遊撃のポジションを守れるようにやっていきたい」と言葉に力を込めた。

 この日は都内で行われた「ローソンチケット スピードアップ賞」表彰式に参加。パ・リーグ打者部門で「無走者での相手投手の平均投球間隔がリーグ最短の選手」に選ばれたルーキーは「こういう賞をいただいて、うれしく思います。来季からも試合をスピーディーに進められるように少しでも意識して打席に立ち、ファンの皆さんに心地良いプレーを見せていけたら」と決意を口にした。成長速度もスピードアップし、自身初のタイトルを奪いにいく。

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