【ＤｅＮＡ】井納が１３００万円減でサイン　来季の先発ローテ奪回に意欲

　ＤｅＮＡの井納翔一投手（３２）が２９日、横浜市の球団事務所で契約更改を行い、１３００万円減の年俸７２００万円でサインした。

　今季は２４試合に登板して６勝３敗１セーブ、防御率３・５４。ラミレス監督の意向で中継ぎに配置転換されたが、開幕から調子が上がらず５月２４日に２軍落ち。その後は１か月あまりの調整期間をはさんで先発に戻り、後半戦で４勝をマークした。

　「監督から７回を任せると言われ、本来はそこで１年間やるのが本来の仕事だったが、それができなかった」と、約１５％のダウン提示にも納得の表情を見せた右腕。それでも「後半戦はもう一度まわりの選手と競争して、先発として結果を出せた」と、先発再転向後の投球には手応えもあった。

　球団側から来季は先発要員と伝えられた。１０月にクリーニング手術を受けた右肘の状態も良好で「２月１日には（捕手を）座らせて投げられる」と、開幕ローテ奪取に意欲。「もう一度若い人たちと競争して、先発ローテに入りたい」と前向きに語った。