【楽天】西巻賢二、「充実」80万円増580万円で更改…FA加入の浅村に弟子入り志願

スポーツ報知
笑顔で取材に応じる西巻

 楽天は29日、仙台市内の球団事務所で藤平尚真投手(20)、藤田一也(36)、西巻賢二(19)両内野手、オコエ瑠偉外野手(21)と契約更改を行い、全4選手がサインした。西巻は80万円増の580万円でサイン。西武からFAでの加入が決まった浅村栄斗内野手(28)のファンだったことを告白し、“弟子入り”を志願した。

 笑みを見せながら、西巻は会見の席に着いた。高卒ルーキーながら25試合に出場。打率2割4分7厘と一定の数字も残した。初の契約更改を「落ち着きやバッティング、1年間けがなくやれた部分を評価して頂きました。1軍を25試合経験して、まだまだ成長していかないといけないと感じた。充実した1年でした」と振り返った。

 勝負の2年目へ向けて、心躍る動きがあった。西武から浅村の加入が決定。「小学生のとき、甲子園の(大阪桐蔭の)優勝をテレビで見ていた。西武戦でも一ファンとして見てしまう部分があった」と明かした。一緒にプレーすることになり「守備でも打撃でも聞けることはどんどん聞きたい。対ピッチャーで何であんなスイングができるのか。迷いがない気がする。どうやって身につけたのか、聞いてみたい」と楽しみにしている。

 オフは改めて、プロで戦うための体づくりに力を入れる。「食事とウェートでけがをしない体をつくりたい。体を大きくしても動けなくなったら元も子もない。筋肉で増やすのが一番」。来季については「悔しい思いもしたので、オフにしっかり取り組んで、来年は今年以上の成績を残していきたい」と目標を設定した。

 昇給分を問われると19歳は「貯金します。今年は札幌から両親にカニを送ったり、いいヤツぶったので。お金使わないようにします」と堅実に答えて笑った。二遊間を守る右の強打者という最高の手本の加入を追い風に、2年目の飛躍を狙う。(山口 泰史)

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