【日本ハム】栗山監督、大谷&中田を育てた「栗山流育成術」披露
スポーツ報知

プロ野球、日本ハムの栗山英樹監督(57)が30日、藤枝市内で「人づくり講演会」を行った。日本ハム時代に指導し、今年ア・リーグ新人王に輝いた二刀流・大谷翔平(24)=エンゼルス=など、栗山流人材育成術について約1時間、講演。集まった311人の市民を前に、16年にはチームを日本一に導いた名将が、大型スクリーンを用いて熱く語った。
講演の冒頭で昨年不振だった主砲・中田翔(29)の話題に言及。シーズン終盤、「チームに迷惑がかかるし、若い選手に示しが付かないのでファームに行かせて欲しい」と直訴されたことを明かした。指揮官は「そう思うなら結果を出せ」と叱咤激励し、あえて4番で使い続けたことを打ち明けた。
そんな中田を今年は主将に指名した。「実は周囲から反対されていた。みんなが反対されていることは意外な結果が出る」と、栗山監督の持論を語ると聴衆は食い入るように聞き入った。
焼津市在住で常葉大に通う西嶋友さん(20)は「就活が始まるので悩んでることがあった。(栗山監督の話しを聞いて)悩みがあっても挑戦することが大事だと思った」と、有意義な時間を過ごした。