【オリックス】伏見は1200万増 心に響いたのは松岡修造のある言葉…
スポーツ報知

オリックスの伏見寅威捕手(28)が3日、大阪・舞洲の青濤館で契約更改交渉を行い、1200万増の2200万円でサインした。今季は捕手、一塁などで76試合に出場し、打率2割7分4厘、1本塁打、17打点とキャリアハイをマーク。自身を支えた言葉として、松岡修造氏の日めくりカレンダーの言葉に刺激を受けたことを明かした。
今季を振り返り「親をはじめ、妻、松岡修造さんの言葉に励まされる毎日でした」。代打で出場機会も少なかった4、5月頃。31枚ある松岡修造日めくりカレンダーで、ある言葉が目に留まったという。「『干し餅は干されているようで干されていない』。干し餅が干されているのは、いらないからじゃなくて、保存食として必要なときが必ず来るからだと。自分も必要とされるときがくるなと」。応援してくれる両親や関西でのホーム全試合を観戦する妻と共に感謝した。また、来季は松岡氏との対面も熱望。「会いたいですね。なので絶対に(記事を)書いて下さい」とリクエストした。
秋季キャンプでは三塁の練習をこなすなど、来年は出場機会を得るため本職の捕手以外でも活躍を狙う。打撃ではオフ期間にデータを駆使して自身のフォームや特性の研究をする考えも明かした。今季は13年以来となる本塁打もマーク。「2ケタはいきたいですね」と自身初の10発以上を目標に掲げた。
また、契約更改の場では、来季の選手会副会長として約1時間半、球団に裏方やスタッフなどの待遇などについて話し合った。