ロッテ・井口監督、44歳の誕生日に心臓移植手術支援した青年との再会に感激…ゴールデンスピリット賞

2018年12月5日6時0分  スポーツ報知
  • ゴールデンスピリット賞を受賞したロッテ・井口監督はトロフィーを手に本紙パネルの前で笑顔を見せる(カメラ・竜田 卓)

 ロッテ・井口資仁監督(44)が4日、東京・京王プラザホテル新宿で行われた報知新聞社制定「第20回ゴールデンスピリット賞」の表彰式に出席した。プロ野球人の社会貢献活動を表彰する同賞において、井口監督は1997年から社会貢献活動を開始。20年以上にわたる継続性と多岐性も評価された。

 壇上で井口監督は拍手を浴びながら決意を新たにした。球団では2005年のボビー・バレンタイン監督、15年の今江に続く3人目の受賞に「20回の節目で頂いて本当にうれしく思います。今後も引き続き、勇気・感動・希望を与えられる活動と、野球人としてこれからも、ますます野球界の発展のために尽くしていきたいと思います」と語った。

 表彰式では相次ぐサプライズに思わず目を丸くした。Wソックス時代の07年、米国で心臓移植手術を支援した松本拓也さん(24)と、当時の日本の主治医・許俊鋭さん(69)が花束とケーキを持って登場。握手を交わすと「最近お会いできなかったので、また会えて非常にうれしく思います。当時は(体が)心配でしょうがなかったですけど、今こうやって元気な姿が見られて本当にうれしいです」と声を弾ませた。

 当時12歳で病床にいた「たっくん」は青年に。久々の再会は44歳の誕生日の最高のプレゼントとなった。さらには99年の第1回受賞者の松井秀喜氏からも祝福のビデオメッセージが届き、「秀喜がコメントをくれたのでビックリしました」と同世代からの粋な計らいに目を丸くした。

 慈善活動は97年、故郷・西東京市に車いすを寄贈したことからスタート。東日本大震災で被災した福島県須賀川市、熊本地震で被害が大きかった熊本県宇土市の市庁舎再建にも尽力した。記念のトロフィーを手にすると「今までやってきたことを評価していただいて、素直にうれしい気持ちです」と頬を緩めた。現役生活では日米通算2000安打や盗塁王など数々のタイトルを手に入れてきたが、グラウンド外での最高の栄誉を手にした喜びがこみ上げた。

 副賞の200万円は世界の子供たちに充実した教育環境と医療環境を整備するために設立された「公益財団法人世界こども財団」に寄付する。井口監督の球場外での“新たな戦い”はこれからも続く。(長井 毅)

 ◆井口 資仁(いぐち・ただひと)1974年12月4日、東京都生まれ。44歳。青学大から96年にダイエーを逆指名し、ドラフト1位で入団。2005年、自由契約選手としてWソックスに移籍。フィリーズ、パドレスを経て、09年にロッテ入り。盗塁王2度。ベストナイン、ゴールデン・グラブ賞を3度ずつ受賞。日米通算2408試合に出場し、打率2割7分、295本塁打、1222打点、224盗塁。178センチ、91キロ。右投右打。

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